年次ごとの悩みに寄り添います

看護師として経験を重ねる中で、悩みや不安は変わっていきます。それは役割が刻々と変化していくからです。私たちは、一人ひとりの悩みや不安にしっかりと寄り添い、サポートしていきます。

1年目

職場の環境に慣れることが第一!

就職した時は何もかもが不安に感じられるものでしょう。中でも一番不安を感じるのは職場環境だと思います。患者さんやスタッフ、そして部署に慣れることは、仕事をしていく上で大切です。慣れることで安心感が生まれ、安全な医療・看護の提供に繋がっていくからです。みなさんが早く職場環境に慣れることができるように、プリセプターを中心に、チームや病棟全体でみなさんをサポートしていきます。

焦らず続けられるように

1年目は環境に慣れること、仕事を覚えること、勉強することなど、忙しくて大変です。しかし、その積み重ねが看護師としての土台を作る上でとても重要です。頭で考えることは研修で、体で覚えることはOJTで学んでいきます。なかなかうまく進まない時もありますが、焦らず一歩ずつ進んでいけるようにサポートしていきます。

不安や悩みは相談してくださいね

最初は誰でもいろいろな不安を持つものです。一人で抱え込まずにプリセプターや先輩、師長などに相談してください。不安を言葉にすると気持ちが楽になり、問題が整理できて解決策を見つけることができますよ!

2年目

頑張ってきた自分を認めてあげましょう

2年目になってもまだ知識や経験は少ないし、技術にも自信がない、と不安に思うことはきっと多いでしょう。しかし、後輩ができたことでみなさんは先輩になります。そして、1年間頑張ってきたみなさんは立派な先輩です。まずは、頑張ってきた自分を認めてあげましょう。そして、新人看護師の気持ちを一番理解できるのは2年目のみなさんですから、先輩としてできる範囲で後輩のサポートをしてあげてほしいと思います。

課題に対して自分で目標を立てて学習

2年目も、まだまだ課題があります。1年目に学んできた学習の仕方を参考に、2年目では課題に対して自分で目標を立てて学習していくことになります。その際には、プリセプターだった先輩やチームメンバーをはじめ、部署全体でみなさんをサポートしていきますので安心してください。

3年目

新しい役割に挑戦!

3年目には、プリセプターなどの後輩育成や、日々の業務の中でのリーダー的な役割を担っていくようになります。
プリセプターや日々のリーダーなどの新しい役割を担う時には、「自分にできるのか」「負担や責任が大きすぎる」…等々、不安に思うことは多いと思います。しかし、新しい役割に挑戦していくことでいろいろな人たちとの関わりが増え、視野が広がり、必ず自己の成長に繋がっていきます。
特にプリセプターとして新人指導を行うときには、人に伝えることや指導することの難しさを痛感するでしょう。また、思いの違いから人間関係をうまく保てないような時もあるかもしれません。そのような関わりの中からたくさんの学びや気づきを得ながら、お互いに努力していくことで、1年後には成長した自分と新人看護師がいると思います。
まずはいろいろなことに挑戦し、少しずつ自信をつけていきましょう。
先輩や主任さん、師長さんたちが必ずみなさんをサポートしていきますので、頑張って一歩を踏み出してほしいと思います。

4年目

キャリアについて目標を明確に!

4年目からはチームリーダーや学生指導などの役割を担うとともに、後輩看護師のロールモデル的な存在になっていきます。
プリセプターやプリセプティーのサポートを行ったり、リーダーシップを発揮しながらチームをまとめていくことになるでしょう。また看護学生に対しても、個々の学生に合わせた指導を実践していく立場です。
これらの経験を積みながら、きっとみなさんは実習指導者や認定看護師など、自分のキャリアについても考えることになると思います。
日々の経験に加え、専門的な知識・技術を取得することで、自分の専門性をより高めることができるでしょう。目の前の課題について一つひとつ取り組むだけでなく、自分が目指す方向性を考えることで、さらにキャリアアップできますよ。